カメリナ・サティバというアブラナ科の種子から採れる油。オメガ3を27%、オメガ6を18%、オメガ9を31%含んでおり、オメガ3、6、9のバランスがとても良い油です。欧米では昔から食用やランプオイルの一つとして使用されていましたが、近年、その栄養価の高さが見直され、注目を集めています。特に、有機農園面積の割合が世界トップクラスでオーガニック先進国であるオーストリアでは、町のスーパーマーケットにも置かれ、人々の暮らしの中に浸透しています。
そして、カメリナオイルに含まれるオメガ3の「血流を促し炎症を抑える効果」に着目したのがスポーツドクターです。疲労回復や筋肉の炎症抑制のために選手に積極的に摂取するよう推奨。ヨーロッパのアスリートの間で広がっていきました。
オメガ3を含有しているオイルは、他にもアマニオイルやエゴマ油などがありますが、その多くは熱に弱く、温度管理や調理方法が限られます。しかし、カメリナオイルは約150℃まで加熱が可能。常温管理もできて、普段の生活でとても使いやすいオイルなのです。