まず、気を付けなければいけないのは、「ココナッツオイル」と「ヴァージンココナッツオイル」の違いです。「ココナッツオイル」とあるものは、生成過程で漂白などの工程を行うことで、良質な成分が壊れてしまっています。なかには、添加物が入っていたり、ココナッツの風味を付けただけの「もどき」製品も。一方「ヴァージンココナッツオイル」は、無添加で、低温圧搾法で抽出された未精製のオイルのことです。オイルプリングに適したオイルは、安全で高栄養価の「ヴァージンココナッツオイル」の方です。また、このサイトで解説している「ココナッツオイル」は、イコール「ヴァージンココナッツオイル」のことを指しています。

では、なぜココナッツオイルが選ばれるのか、3つのキーワードからみていきましょう。

キーワード①　飽和脂肪酸

酸化しにくい特性を持つ飽和脂肪酸。ココナッツオイルはその9割以上が飽和脂肪酸なので、劣化が起こりにくいのです。

キーワード②　ラウリン酸

飽和脂肪酸の中でも、健康効果が高いラウリン酸が、豊富に含まれています。ラウリン酸は、強い抗菌力、抗ウイルス作用があります。消化吸収が良いので、ダイエット効果も期待できるのが嬉しいですね。

キーワード③　トコトリエノール

ビタミンEの一種で強い抗酸化作用を持つトコトリエノール。「若返りのビタミン」とも言われるこの成分がココナッツオイルには豊富に含まれていて、美肌効果が期待できます。

劣化しにくく、抗菌作用が高くて、健康・美容に効果的……。なるほど、選ばれるのも納得です。