Beauty Oil Kitchen

オイルの選び方・レシピ・イベントなど、キレイになれるオイル情報を発信

キッチンに個性豊かな“機能性オイル”を

ブームとなったココナッツオイルやエゴマ油だけではありません。健康美容に良いとされる“機能性オイル”は、まだまだたくさんあるんです。普段の料理にも使いやすい様々な機能性オイルをご紹介します。

機能性オイルとは

脳のエネルギー源となるケトン体の濃度を上げるココナッツオイル、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させるエゴマ油など、私たちの健康美容に良い影響を与えてくれる優れた機能を持ったオイルを“機能性オイル”といいます。近年、日本でもメディア等で多数紹介され、オイルを積極的に生かす料理家や、オイルを使った健康法を提案する専門家も増えてきました。自分の肌にあった化粧水を探すように、自分の生活スタイルや身体の悩みにあったオイルを選ぶ…そんな時代が来ているのかもしれません。

いいオイルの条件とは

オーガニック大国として名高いオーストリアのオイル専門メーカーは、「いいオイルの条件とは伝統的な未精製と低温圧搾法である」と言います。厳選されたオイルの原料は、昔ながらの安全かつ丁寧な方法を用いることで高栄養価を保ち、低温圧搾(コールドプレス)することで、素材の持つ力が失うことなくフレッシュなオイルが完成します。実際にオイルを選ぶ時のために、覚えておきたい条件ですね。

個性豊かな機能性オイル

日本でも手に入り、日々の料理にも使いやすい機能性オイルの特徴をまとめました。

 

ココナッツオイル:

天然の中鎖脂肪酸を豊富に含み、一般的な植物油に多い長鎖脂肪酸と比べて消化吸収や代謝のスピードが格段に早い。トランス脂肪酸ゼロというのも嬉しい優れもの。

ポピーシードオイル:

日本ではよくアンパンの上にかけてあるのを見かける、けしの実が原料。コレステロールを抑制したり、豊富なビタミンで見肌効果も。ナッツのような香ばしさが特徴的。

マカダミアナッツオイル:

香ばしいマカダミアナッツのオイルは、熱にも強く香りを生かした料理におススメ。オメガ79を含み、インスリンの働きを正常にする作用もあると言われている。

サンフラワーシードオイル:

ひまわりの種から採れる、日本でもおなじみのオイル。オメガ9に加えて、ビタミンEがオリーブオイルの約5倍も入っているため酸化しにくく、揚げ物にもOK。

アルガンオイル:

モロッコでのみ生息するアルガンツリーの種子から採油。血液中の悪玉コレステロールを抑制し、臓器の若返りをサポートするオメガ9を含む。美肌やアンチエイジングに◎。

フラックスシードオイル:

日本では亜麻仁油として知られる、アマニから搾油したオイル。オメガ3を多く含んだ上、女性ホルモンに似た働きをする成分もあるため、更年期症状の改善が期待できる。

パンプキンシードオイル:

ナッツのような香ばしさとほんのり自然な甘さが特徴。オメガ69のほか、タンパク質やビタミン、ミネラル成分もたっぷり。肌の老化防止に最適。

カメリナオイル:

カメリナ・サティバ(西洋ナズナの一種)が原料。血液をサラサラにするオメガ3のほか、オメガ69もバランス良く入っていて抗酸化力が高い。加熱調理もOK。

アプリコットシードオイル:

アーモンドのような香りが特徴だが、アンズが原料。オメガ9などの成分が豊富で腸内環境を整える働きがあり、便秘改善に効果がある。味はサラリとして癖がないので料理に使いやすい。