Beauty Oil Kitchen

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正しいココナッツオイルの見分け方

一次のブームから定番化して、スーパーマーケットでも見かけるようになった「ココナッツオイル」。人気なだけに、残念ながら粗悪品が混ざっている場合も。安全なピュアオイルを正しく見分けるには、どうすればいいのでしょうか?

もはや定番。ココナッツオイル人気

医療現場でも用いられている、安全で高栄養価のMCTオイルを約60%含む「ココナッツオイル」。医療だけでなく、感度の高い美容業界でも話題となってから数年、今では多くのスーパーマーケットでも数種取り揃えられるようになり、私たちの生活にもすっかり浸透しました。

同時に、ちょっと困った問題が。食品棚に並ぶココナッツオイルの中には、あまり品質のよくないものも混ざっている、ということです。なかには、他の油がブレンドされているものも。せっかく健康や美容に良いからと買ったのに、粗悪品だったら悲しいですよね。本当にピュアで安全なココナッツオイルなのかどうか、私たち自身が見極める目を持つ必要があるのです。

食品表示の内容はあてにならない

商品棚に並んでいるココナッツオイルの中には、「エキストラバージン」や「バージン」と冠するものも少なくありません。でも、これ実は、全くあてにならないんです。

なぜかと言うと、ココナッツオイルには、明確に定められた品質規格がないから。どんなにもっともらしい言葉が付いていようとも、信頼できる機関や国が品質を保証しているわけではないので、その正否は私たちには分からないんですね。

ちなみに、「エクストラバージン」や「バージン」とは、絞った回数によるものです。植物油はだいたい3回絞るので、一番搾りが「エクストラバージン」、二番絞りが「バージン」、三番絞りは何もつかない、という意味となります。

本物と偽物の見分け方

ずばり…「見た目が均一かどうか」!

これが、オイルに詳しい専門家も認める、最も間違いのない見分け方です。でも、見た目が均一って、どういうことでしょうか?

ココナッツオイルは、常温で固まる飽和脂肪酸のため、22度くらいまでなら白く固まっています。これが、ピュアなココナッツオイルならば、上から下まで均一に白いのです。

ところが、他の油が混ざっていると、5度くらいの低温でも、上の方にうっすら液体が浮き出てきます。

もし、温度が高くて液体になっていたら、ビンを振ってみましょう。ココナッツオイルにもわずかに不飽和脂肪酸が含まれているので、少し分離された液体状態の時があります。でも、ビンを振ってみても均一にならないなら、不純物が入っている可能性大なのです。

身体を作る大事な食のことですから、正しい知識を身に付けたいものです。もし自分で見極めるのが不安なら、医師や栄養士などの専門家のおすすめや、信用できる輸入業者から購入するのも一案ですよ。