Beauty Oil Kitchen

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知って納得!コレステロールの基本③

動脈硬化の主な原因は、タバコ(喫煙)、糖質、そして悪い油(酸化した油)です。今回は良い油と悪い油について具体的に解説していきます。食事で気をつけるポイントもしっかり確認していきましょう。

あぶらにも種類がある!

一口にあぶらと言っても、その種類は豊富です。牛や豚など動物性のものは「飽和脂肪酸」といって熱に強く酸化しにくいあぶらです。常温では固まるので「脂」と書きます。それに対して魚や植物のあぶらは粒子の結合がゆるい「不飽和脂肪酸」です。常温では液体ですので「油」と書きます。熱に弱いだけでなく、粒子の間に酸素が入り込み酸化しやすいという特徴を持ちます。酸化した油を摂りすぎると、体を酸化させて動脈硬化や老化を引き起こすのです。

植物油は使い分けがGOOD

不飽和脂肪酸にも種類があり、「オメガ9・オメガ6・オメガ3」というように分かれています。番号の大きなオメガ9は熱に強く酸化しにくいオリーブオイルです。炒め物に使います。番号が小さなオメガ3は熱に弱く酸化しやすいが冷やしても固まりにくいえごま油や亜麻仁油がありです。揚げ物や炒め物をするならオメガ9、ドレッシングならオメガ3というように、それぞれの特徴を活かして使い分けます。

オメガ6の多用に注意!

皆さんご存知のサラダ油はオメガ6に分類されます。サラダ油を揚げ物・炒めものに使っている方が多いと思いますが、オメガ6(リノール酸)は体内でアラキドン酸に変化し炎症を起こすため、アレルギーや膠原病、がん、うつ病などの発症率を高めます。また血液を凝固して心筋梗塞・脳梗塞を増やすため、摂り過ぎには注意しなければいけません。揚げ物や炒めもは飽和脂肪酸のココナツオイルやラードやバター、またはオメガ9のオリーブオイルを使用するといいでしょう。

えごま油を日常に取り入れよう

オメガ3は体内で作れない必須脂肪酸で、抗炎症作用によってがんやアレルギーを予防し、抗凝固作用によって心筋梗塞・脳梗塞を防ぐうえに、ダイエットにも適した油です。身近な食材だと魚に多く含まれていますが、魚料理を毎日食べるのはなかなか大変ですよね。そこで便利なのがえごま油です。炒めものなど温かい料理には向かないものの、サラダやお浸し、果物にかけて毎日大さじ一杯以上摂ればOK。習慣化しやすい健康法としておすすめです。

 

[参考]

「エゴマオイルで30歳若返る」2015(南雲吉則  著/ 河出書房新社 発行)

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