ココナッツオイルは世界の智恵

 人間が体内で作り出せない中鎖脂肪酸の医療的効果をもう一度考えるべきです。ブームが去った今もじっくりと基礎研究を続けている企業や、日本人の生活習慣に合う関連商品を開発している企業が存在することは意義深いことです。 ファッションでなく、目的に合わせたココナッツオイルを選んで健康増進を計るのが美容や長寿の秘訣です。

 *通院中の方は医師とご相談の上、お使いください。

●脳の血液循環促進

ココナッツオイルは肝臓で分解され、ケトン体というエネルギーを発生します。ブドウ糖より小さな粒子なので、3 ~4時間で脳の隅々に到達します。認知症の症状改善は、この作用に依るものです。

●満腹感は脳が感じるもの

小腹が空いた時にココナッツオイルを取ると空腹感が納まるので、無駄な飲食を防げます。また、多くの場合、便通が良くなります。逆にお腹がゆるくなりすぎる場合、量を減らしてください。日本人は炭水化物(糖質)を取りすぎなので、ご飯やスイーツを減らしてください。著しいダイエット効果を得る場合があります。

そして、①先ず繊維の多い野菜から食べること。②ゆっくりと咀嚼すること。胃が満たされても、その情報が脳に伝わるのに30~40分かかるので早喰いは過食の源です。注意しましょう。

●口内衛生(マウス プリング)

市販のうがい薬は化学薬品に近いもの。是非ココナッツオイルでうがいを続けてください。中鎖脂肪酸は消炎作用・抗酸化作用が強く免疫強化作用もあるので、歯周病(歯ぐき)が良くなるというのは常識化した情報です。最低3~5分間(最長20分間)うがいしてください。

但し、朝起きたばかりの口内は極めて汚れているので、絶対雑菌を飲み込まないようにしてください。

この記事を書いた人

白澤卓二先生