体を構成する細胞はオイルでできている

 オイルは太ると思っている方が多く、糖質とタンパク質は1gあたり4カロリー、脂質は1gあたり9カロリーとカロリーが多いものは太ると、カロリー神話のせいで勘違いしている方が多いのが現状なんです。逆に考えれば少しの量で効率よくエネルギーを生み出すスーパーフードなんです。何事にも摂りすぎはよくありませんので、バランスよくとっていただく事をお勧めいたします。  

 私たちの体は、約60~100兆個のもの細胞で作られています。この細胞に必要不可欠なのがオイルです。脳の60%は油(脂質)であることはご存知でしょうか?脳は、人体において最も油(脂質)の割合が高い臓器であります。食べ物から摂取した油は、分解されて脂肪酸となり脳の情報伝達に大変重要な役割を担っています。オイルには体内で生成することのできない「必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)」とよばれるものが含まれています。これはホルモンや細胞膜といった体のメカニズムに働きかける「生理活性物質」の材料になるなど様々な役目があります。簡単に言うと、ホルモンを作るためにはオイルが原材料となり、私たちの生命を維持するためにはオイルが必要不可欠なのです。

この記事を書いた人

白澤卓二先生