紫外線対策の食べるオイル〜抗酸化編〜

紫外線の強い季節になってきました。

紫外線によって、皮膚の内側では活性酸素や炎症物質が生まれます。
皮膚内部での酸化と炎症は、すぐにお肌に症状として現れることは少ないですが、じわじわと影響を与えてシワやしみ、たるみの原因となります。

紫外線対策として日焼け止めや日傘などの物理的な防御も大切ですが、栄養素による内側からのケアもとても重要です。
活性酸素対策としては、ビタミンC、Eがよく知られていますが、紫外線による皮膚の酸化に対しては、ビタミンEよりもカロテノイドが有効という報告があります。

カロテノイドには、リコピンやβ-カロテン、アスタキサンチンなどがありますが、中でもアスタキサンチンは非常に抗酸化力が強く、ビタミンCの6,000倍、ビタミンEの1,000倍、β-カロテンの5倍とも言われます。
アスタキサンチンはエビ・カニなどの甲殻類や鮭、いくら、オキアミから抽出したクリルオイルに含まれます。

前回のクリルオイルの特徴で書いた通り、クリルオイルに含まれるリン脂質は、一緒に摂ると他の脂溶性物質の吸収を高めるので、お肌の抗酸化対策にはとてもお勧めです。

この記事を書いた人

地曳 直子