Beauty Oil Kitchen

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オイルプリング~実際やってみた~

国内外の著名人も実践し、多くの医療関係者からも推奨されている「オイルプリング」を、筆者も体験してみました。やってみたから分かった、効果と難点、一週間続けた感想をお届けします。

オイルプリングをやってみた

オイルとスプーンを用意。オイルは植物性なら何でもOKなのですが、今回は、特に健康&美容効果が期待できるというココナッツオイルを選択。無添加で、低温圧搾法で抽出された未精製の「ヴァージンココナッツオイル」を使います。

いざ実践

準備は万端。いざ、実践です。

朝起きて、まずは口を軽くゆすいでから水を一杯いただきます。水を飲むことで、唾液の分泌が促進されるのです。常温で固まっているココナッツオイルを、スプーンで削り取ります。固形状態のココナッツオイル大さじ1杯分を口の中へ……「オエッッ」。オイルを含んだとたんに吐き出してしまいました。いきなり失敗。大きなスプーンで一気に入れたのが間違いでした。また、ココナッツの甘ったるい風味が口中に瞬く間に広がって、今までにない感覚にとまどったのも、失敗の原因です。

大さじ1/2程度にして再トライ。つい先ほど経験したばかりの違和感を想定しつつ、オイルを軽く噛みながら舌で転がします。舌だけを使うとココナッツの風味がダイレクトにきて、またも吐き出してしまいそうに。舌だけではなく、頬の筋肉も使ってゆっくりブクブクすることで持ちこたえます。すると、ほどなくオイルが液体状に。液体状になると、ココナッツの風味が少しまろやかになった気がします。オイルの味に慣れてきたら、舌を使って歯間にオイルを刷り込むように、全体に馴染ませます。この時、ほうれい線を伸ばすように、頬の筋肉もモグモグ動かします。ここで3度目の「オエッ」。唾液が出てきて、口から出そうに。あくまで筆者の感覚ですが、唾液の量は最初にオイルを口に入れた時より、23倍になっているように思います。もう、口の中がいっぱいです。唾液の分泌量は個人差があるので、それを見極めるためにも、オイルの量は少量から始めるのをお勧めします。

3度目の危機も乗り越え、モグモグしながら洗濯したり、朝ご飯の準備をしたり。ながら作業であっという間に1520分が経過します。

口中のオイルは、環境保全のためにも流しに吐き出すのではなく、ティッシュやビニール袋などに出して廃棄。著者はティッシュを使いましたが、オイル&唾液は思った以上に増量しているため、45枚は必要でした。オイルを出したら、お水で口をすすいでおしまい。なんだか、口の中が潤っているんだけどスッキリしたような、相対する印象が浮かぶ不思議な感じ。これが、口の中がデトックスされた、ということなのでしょうか。

初日は少し苦戦したものの、2日目からは何のストレスもなくスムーズに行うことができました。初めての時のポイントは、何はともあれ「少量から!」です。少ない量からはじめて、自分の風味の好みや唾液分泌量などを把握することで、ストレスなく続けられることでしょう。

 

1週間が経過して、筆者が一番嬉しかった効果が「便秘解消」の兆しです。元々胃腸が弱く、思えば小学生の頃から悩まされていた慢性便秘。それが、オイルプリングを始めて3日目から、少しづつ出るようになったのです!「健康は腸から」はもはや常識。腸美人を目指し、継続決定です。