Beauty Oil Kitchen

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意外と知らない?オリーブオイルのこと②

日本でも人気上昇中の“早摘み”グリーンオリーブオイル、聞いたことありますか?とてもフレッシュで身体の中から活力があふれ出す、とっておきのオイルです。天然の果実の新鮮さが感じられる早摘みのオリーブオイルについて学んでみましょう。

早熟と成熟

オリーブの花は5月下旬から6月上旬に開花。花が咲いてから60120日頃までの期間で油を生産して、果肉の中に溜めていきます。9月以降の成熟期に入ると、少しずつ色が変わり、グリーンから赤紫色、黒紫色へと変化します。黒紫色に近づいたらもう完熟。品種にもよりますが、1011月頃には早摘みの時期を迎えます。

イタリアの諺に、「ワインは古いほど良く、オリーブオイルは新しいほど良い」というものがあります。果実が黒く熟す前に摘むグリーンオリーブで作るオリーブオイルは、新鮮で香り豊かなスペシャルなオイルです。特に、その早摘みオリーブを鮮度の高いままその日のうちに絞る一番搾りは格別。見た目からもそのフレッシュさが見て取れる、透き通ったきれいなグリーンです。口に含むと爽やかな風味があふれ、若さゆえの独特な苦みの後に少しピリッとした刺激がはしります。

早摘みグリーンオリーブの特徴

果実が紫色の熟してきた完熟オリーブは、マイルドな味わいのオイルになります。逆に、果実が熟す前、まだグリーンのうちに収穫する早摘みグリーンオリーブは、苦みや辛味が同居する爽やかな香りと風味が特徴的です。それぞれ、どのように使うか、何に使うかで好みが分かれますが、健康志向の人には早摘みグリーンオリーブが人気。

熟したオリーブで搾油したものと比べ、ポリフェノールの含有量が多くなるのです。また、香りの元となるヘキセナールなどもより多く含まれます。近年の全世界的な健康ブームに合わせて、早摘みする生産者も増加傾向。日本でも、色々な品種の早摘みオリーブオイルが楽しめるようになりました。

舌触りが軽やかでサラリとした早摘み。搾りたての味わいを存分に堪能するために、まずはシンプルにサラダにかけるだけで楽しんでみてください。